竜崎は立ち上がると上着を脱ぎ、椅子の背にかけている。
「あいにく、初物には目がなくてな」
「アンタ、日本人だろ? 日本に帰ったら僕の父がお金を渡すから……だから……!」
晶は必死になって懇願するが、彼は聞こえないかのように、ボウタイもカマーベルトも外している。そして……。
「
全裸で賭け台の上に仰向けにされた。VIPルームの空気がにわかに淫靡なものに変わる。周囲の男たちの好色な目は、この「公開レイプ」を今か今かと待ちわびているようだ。
すると、陳が竜崎の後ろに歩み寄った。
「竜崎さん。あなたは背中に芸術品を隠し持っていると聞きましたが、それを見せていただけないものかな?」
「仕方ない。せっかくの見せ物だ。サービスしてやるか」
頷くと竜崎は晶から離れ、ドレスシャツを脱ぎ捨てた。
「
ほう……という感嘆の吐息が洩れる。
天井が一面、鏡張りになっており、部屋を広く見せていた。
そこに映っていたのは、背中一面の龍。しかも髑髏に絡みついているというおどろおどろしい図柄だ。
「
晶は両足首を持ち上げられて、台の端まで引きずられた。
ちょうどあの部分が、竜崎の股間の辺りに当たるような場所にきている。竜崎は肉の棒を自分で扱き立て、禍々しい凶器へと育て上げていた。そしてすぐにそれが押し当てられる。
「力を抜け」
低く恫喝するような声と共に、熱いものが押し入ってきた。
「………っ
それは声も出ないほどの衝撃であった。
身体の中心からまっぷたつに裂かれているかのような激痛。喉奥から吐き気が立ち上ってくる。
「あ……っ。あ……はっ………」
